Anna Yamada - Depaysement

シュルレアリズムの芸術表現手法 "depaysement" 。この1900年代初期の芸術表現の素晴らしい発明を音楽で展開。エリック・サティや80年代のローバート・ワイアットと共鳴するような音楽性、そのルックスからは想像できない異常なけだるい歌声、異常なピアノの和音、異常に遅いテンポ。普通の音楽では満たされない人達へ捧げる妖しくも美しいアルバムです。
 Anna Yamada (ヤマダアンナ)  12/24生まれ東京郊外育ち。元Corkyees、pasadena。現在、まい(渋さ知らズ)とのエレクトロニカユニットcomainuでvo,pc,effect,toysを担当。2005年フジロック出演。WYP(masのヤマダタツヤとのユニット)では360ーrecordsからリリース。5月にリリースされたコンピ「10Girls' Voice」にてその独特な歌声を披露し話題に。

comment :
 じっくりと一枚通して聴ける本当にいい作品だと思います。個人的にはまずパティ・ウォーターズを思い出しました。でも、それはあまりどうでもいいことです。決して行けない壁の向こうで鳴っているような音楽に感じました。ちょっとこわい。
- 植野隆司/音楽家 (テニスコーツ)

 久々に味わった迫真の歌と音。スゴイものを聴いちゃいました。
- RIOW ARAI/音楽家(Libyus Music)

 作家吉田修一が芥川賞を受賞したとき選考員の一人から「小説の旨味の詰まった作品」という評を得ていた。このアルバムを聴いて真っ先に頭に浮かんだのがこの言葉で、まさに「音楽の旨味の詰まった作品」と呼ぶにふさわしいアルバムであろう。音楽家として成長期にあると、過剰なアレンジや技術の見せびらかしに走る傾向にあるが、そのような傲慢な姿勢は微塵も感じられない。ある種のゆとりともいえる、絶妙なインテリジェンスと遊び心のバランスは、音楽家としての成熟期を裏付けるものである。エレクトロニクスや現代音楽を通過したであろう成熟したポップス、あるいは単に「大人のポップス」や「癒しの音楽」と評する人もいるだろう。それくらい幅広く、いろいろな人に聴いてもらいたいアルバムだ。
- 高野健一/シンガーソングライター (pal@pop)

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